脳の疲労解消におすすめなこと

私たちの脳は疲れている

「ちゃんと寝ても疲れている」
「体が疲れているわけでもないのに、なんだか疲れがとれない」
といったことはありませんか?

そんなときには、脳の疲労ではないか、と思った方がよいです。
実は、現代人はほとんど脳が疲労しています。

ある精神科医の先生の話によると・・・
私たちは1日なんと18万7000項目のことを考えているのだそうです。

「えーっ!なんですか、その数!!」
って感じ。驚きですよね。

情報量としての項目数はそのくらいだそうです。
まぁ、これだけスマホを見てますから、すごいものです。
次から次へと情報が私たちには流れてきます。

すると・・・脳はどうなるか?
その先生によると疲労困憊(こんぱい)なのだそう。

まぁ、例えてみれば
食べ物をパクパク食べて、お腹いっぱいなのにまた食べて・・・ってやっていると、さすがに胃腸が消化しきれなくなってしまいには胃を悪くしたり、内臓のどこかが調子悪くなりますよね。

こんな状態です。
脳だって、いろいろな情報がありすぎたら処理しきれずに調子が悪くなるくなります。
これが脳の疲労困憊な状態です。

あれもこれもやろうとしてしまう

おまけに、現代は脳にとってマルチタスクな時代です。
マルチタスクとは「何かをしながら何かをすること」
・歩きながらスマホを見る
・パソコンを打ちながらスマホを見る
・テレビを見ながらご飯を食べる
などです。
こんなことは日常当たり前にやっていることです。
しかし、脳には大きな負担がかかっているのです。

例えば「テレビを見ながらご飯を食べる」をしているときの脳内では、テレビ→食べる→テレビ→食べる→テレビ ということが繰り返されているのだそう。

これをタスクスイッチングといいます。まさにパチパチとスイッチ入れたり、切ったり、入れたり、切ったりの繰り返しですね。

こんなふうに目まぐるしく脳が切り替えられるのは、もともと脳は「1つのことしかできない」からなのです。

だから、マルチタスクのときにはすごい勢いでパチパチと切り替えないとダメなわけです。
相当、脳には負担をかけています。

まぁ、そんなわけで脳が疲れるのはわかりますよね。

そして、そんなマルチタスクでの活動をしているとなんと!
集中力 40%
IQ 10低下
注意力低下ミス1.5倍
作業スピード 40%
になるという恐ろしい結果も出ています。
すごいことですね。
いっけん、一石二鳥を狙えそうなマルチタスクですが、実は結果は全く逆なのです。

マルチタスクをやめて、いかに脳を休ませるか

こんなわけで、私たちの今の生活がいかに脳に負担をかけているかがわかると思います。
この状態で脳を使い続けていると、冒頭に挙げたように
「ちゃんと寝ても疲れている」
「体が疲れているわけでもないのに、なんだか疲れがとれない」
なんて、慢性的な脳疲労が起きてきてしまいます。

そこで、大事になってくるのが脳をいかに疲れさせないようにするかです。
そのために大切なことは2つ
1 マルチタスクではなく、一つのことを集中してやる習慣を身に着ける(シングルタスク)
2 脳を休ませる習慣を身に着ける
ということです。

まず、マルチタスクですが実は「何かをしながら何をする(考える)」を習慣にしていると例えば
・ご飯を食べながら、今日やり残したことを考える
・人の話を聴きながら、他のことを考える

といったように常に「他のことを考えながら、目の前のことをする」のが癖みたいになってしまうのです。

そして、しまいには目の前のことをやりながら
「ああ、あのときこうすればよかった・・・」
「ああ、これをやったら次あれやらなくちゃ、あっ、あれもやらなくちゃ」
とどんどんいろいろな、今目の前のこととは関係ないことを考え、想像するようになります。

最初に例を出しました「私たちは1日18万7000項目のこと」を考えているうちのほとんどが

過去の後悔と未来への不安だそうです。

これはもう、常に考えているのが習慣になっているということですね。
今の目の前のこととは関係ない、過去や未来のことですから。

この不毛な雑念は断ち切らなけばなりません。

話を戻すと、マルチタスクを止めるのには瞑想がおすすめです。
これは、瞑想の効果は
・集中力の向上
・不安の解消
・深い休息効果
・不眠の解消
・イライラの効果
など多くあります。
また、マルチタスクをやめる、だけでなく 2 脳を休ませる習慣を身に着ける
にも効果があります。

やり方については、ブログ記事、youtube動画でも解説しているのでご覧ください。
瞑想のやり方超簡単5ステップと驚きの効果20選

目をつぶるだけでも脳を休める

そして、2 脳を休ませる習慣を身に着ける は簡単で、まずは「適宜作業の合間に休憩を入れる」ということです。

時間は人それぞれなのですが、まぁ45分から1時間の間に1回の休憩をいれるのがおすすめです。

椅子に座っての作業であれば、ちょっと体を動かすとかトイレにいくとかしましょう。

また、その際「目をつぶって休む」というのもおすすめです。
目をつぶるだけで、視覚情報が遮られて脳は休まるのだとか、だからこんな休憩時間にスマホは逆効果です。

それから、昼寝をするのも効果あるそうです。
昼寝はその後の生産性を20%以上上げるそうです。
ただし20分以上寝てしまうと夜の寝つきが悪くなるそうなので、やめましょう。

脳の疲れをとればイキイキと活動できる

いかがでしょうか。
脳の疲れって体の疲れと違って、ちょっと感じづらいものではあります。
逆にいうと、脳の疲れが感じられる自覚症状があるのは結構疲れている状態かもしれません。
ぜひ、いたわってあげてください。
もちろん、脳は気持ち、心もつかさどっていますから脳が疲れると気持ちも落ち込みます。
脳をしっかり休めてあげる、そして、マルチタスクの習慣をやめて負担を減らしてあげることで、脳も元気になり、前向きな気持ちになれると思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

日本一わかりやすい瞑想・コミュニケーションセミナー講師。小学生・大学生、社会人、外国人に約5000人以上、のべ1万時間の授業・セミナーを行ってきた。元早稲田大学非常勤講師。ビジネスパーソン向けのメンタルヘルス・ウェルビーイングのための瞑想セミナー、コミュニケーションセミナーを実施中。セミナー・講演・取材お問い合わせはサイトから