これって、禁句?

あなたは「がんばる」という言葉をよく使いますか?

私は努めて使わないようにしています。

この言葉は便利ですが、禁句な場合も多いんですよね。

・重篤な病気の人
・うつ病の人
・目上の人や尊敬している人
・超人的な努力をしている人
・プレッシャーに弱い人
・海で溺れるなど、危機的な状況の人
・被災された人
こんな方々には使えません。

「重篤な病気の人」「うつ病の人」
こういった方々に使ってはいけないのは、
結構広く知られるように
なってきました。

だって、病気と闘って十分頑張ってますから。
うつ病の人には禁句とも言われていますね。

「目上で尊敬している人」になぜ使ってはいけないか?

だって、
「〇〇先生、頑張って下さい!」
なんて、ちょっと偉そうじゃないですか。
だから使えません。

「超人的な努力をしている人」
オリンピックで金メダル目指している人とかですね。
この方々も十分頑張っています。

そして、すごいピリピリしたプレシャーのなか闘っている。
「頑張って!」なんて言ったら
「そこまで努力していない、お前に励まされたくないよ」
などとイラッとされるかもしれない。

「海で溺れるなど、危機的な状況の人」
これも当たり前です。
海で溺れてたら
「頑張って!」という前に
まずは助けろよ!
という感じですし・・・

こう考えると、
もしかしたら、「がんばって」は
リスクの多い言葉なのかもしれません。

相手の状況をよく鑑み(かんがみ)ないと
相手を傷つけてしまったり、怒らせてしまうことになりかねません。

しかし、
人を育てたり、人をサポートする仕事や活動をしている場合には
わりと「がんばって!」と声をかける場面が多いものです。
ついつい口にしてしまいます。

では、「がんばって!」という言葉に変わる言葉はあるのでしょうか?

私の場合はたとえば、人を励ます場合には・・・・

「応援しています!」
「何か私にやれることがあったら言ってね」
「成功を願っています!」
「グットラック!(Good luck!)」
などでしょうか・・・

しかし、本当に深刻な状況の場合には・・・

正直かける言葉が見つかりません。

そんな時には

ただ黙っているばかりです・・・

仕方がありません。

深い悲しみや苦しみの感情に対して、
言葉では何とも対応しきれない。

仕方なく、自分の無力感に打ちひしがれながら
一緒に涙ぐむことしかできません。

ただ、言葉なくとも一緒に涙ぐむというのは
「あなたをサポートしたい」
「あなたのことを思っている」
という気持ちは伝わるかもしれない。

あたかも他人事のように
「がんばって!」というよりも、
相手を支えてあげられるかもしれない。

そう考えると、私は、やはりこれからも
「がんばって!」以外の言葉で
誰かを励まし、応援し、
時には悲しみに共感していくことでしょう。

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