「自分に自信が持てない・・・」
「人の目が気になる・・・」
「他人が怖い・・・」
「何をやってもダメな気がする・・・」
そして、そんなふうに落ち込む自分にますます自信がなくなる。
このように人の目が気になって、自信がなくなったとき
最初にやるべきことは、「人の目に向かってしまう意識」を向かわない状態に持っていくことです。
今回は、そのために役立つこと4選をご紹介します。
それらの方法をちょっと試しただけで、ふと「あっ、『人の目を気にする』ことを忘れている・・・」
と気付けるようになっているはずです。
そしてどれも実際に行動できるものばかりです。
ぜひ、すぐに試してみてください。
もくじ
中今を生きれば人目は気にならない
「人の目を気にしすぎる」を解決するには、とっておきの方法があります。
それは「中今」(なかいま)を感じることです。
「中今」とは古神道(こしんとう)の言葉で「今、この瞬間」ということです。
ですから、「今、この瞬間」を感じれば「人の目が気にならなく」なります。
それはこのような理由からです。
そもそも、「人の目が気になる」時がどのような状態かというと、例えば道端で派手に転んだ時には誰でも人の目が気になってしまいます。
それで、その時には「ああ、恥ずかし~」と思って、
周りの人から心配されても「大丈夫です。大丈夫です」と言って起き上がって走り去ります。
ところが実は本当は痛くて仕方なく、普通であれば走るのが難しいくらいなのに、それができたります。
それは「人の目に意識がいっていた」からであり、痛さも感じません。
あとから「人の目に意識がいかなくなった」時にズキズキ痛んでくるわけです。
これが「人の目を気にしすぎて、怖い」と感じる人は
たいていの行動でこのように感じてしまうのです。
つまり「今この瞬間やっていること」より「人の目」に意識がいってしまっているからにほかなりません。
ですから、まずは「中今」に意識を向け、そこに集中しましょう。
その状態は「無心」といってもよいでしょうし「夢中」ともいえます。
ですから例えば
・人と会って話をするとき「話す」ことや「聞く」ことに集中する
・人の中を歩いているとき、歩くことに集中する。
歩いている時の足の裏の感じ、顔に触れる風の感じを感じてみましょう。
・お店で他のお客さんたちもいる中で食事をするとき、周りに意識を向けずに「食べること」に集中して味わいましょう。
こうして「中今」今目の前のこと、今やっていることに意識を向けることで「人の目を気にしなくなっている」ことにふと気づくでしょう。
では、具体的に「中今」今この瞬間に意識を向けるためのトレーニング方法を紹介します。
瞑想で「中今」に意識を向ける
それは「瞑想」です。
瞑想の効果の例を紹介すると
・ストレスの軽減
・前向きな気持ちになる
・記憶力の向上
・集中力の向上
・共感性の向上
など様々あります。
その中でも「中今」を感じる、今ここに集中できるというのは瞑想の効果の中でも大きな特徴の1つです。
瞑想のやり方
では、ごくごくシンプルな瞑想のやり方 5ステップをご紹介します。
ステップ1 あぐらをかくか椅子に座る
コツ1 もし、床に座るのだったら座布団などを 2つ折りにして、お尻の下に敷く
コツ2 手のひらは上向きでも下向きでもオーケー
コツ3 背骨を真っ直ぐにする。体を左右に揺すって、お尻の下のコリコリした骨、坐骨(ザコツ)を床に突き刺すイメージ。ただしあまり真っ直ぐを意識すると背骨がそるので、自然な感じで真っ直ぐにする。
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ステップ2 まぶたを閉じる
コツ ぎゅっと閉じずに、目を閉じたまま 下向き45度くらいを見ているイメージ
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ステップ3 ゆったり深呼吸を始める
コツ1 ゆったりと深呼吸を10回くらい繰り返す
コツ2 鼻から吸って、鼻から吐く腹式呼吸
コツ3 深呼吸のリズムは 吸って3 吐いて6 くらいのカウントで
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ステップ4 20分間そのままの状態で座り続ける
コツ1 自然な呼吸で行う
コツ2 雑念がでてきても、眠気が出てきても気にしない
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ステップ5 20分間終わったら、徐々に瞑想状態から出るようにする
コツ 急に動いたり、目を開けたりしないこと。徐々に動くこと
本当にやり方はシンプルです。
ただ、最初の頃は「これでできているのかな?」と不安になるかと思います。
こちらのブログ記事に瞑想中どんな感覚がするかをまとめているので、参考にしてみてください。
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幸福感を感じれば自信を取り戻す
もう一つ同じ瞑想でも「感謝の瞑想」もおすすめです。
人の目は気になって自信が持てない状態は、ひとことでいうとストレス状態です。
・自分なんてダメだと思ってしまう
・オドオドしてしまう
・自分らしく振る舞えない
などという気持ちでいっぱいになります。
そのようなストレス状態、嫌な気持ちを払拭できるのが「感謝」の感情です。
カルフォルニア大学ディヴィス校エモンズ教授らは、
感謝が幸福にどのように関係するかの調査研究を行い、
自己誘導的な訓練を通して感謝の気持ちを引き起こせば、
心、身体、人間関係のいずれにも良く、
幸福感をもたらすという結果を得ています。
そして、この幸福感は自己肯定感を生み出します。
それは自信そのものです。
ですから、幸福感を感じる行為は自信にもつながっていくのです。
感謝の感情で幸福感を感じるためには、まず
当たり前のことに気づき感謝することです。
たとえば
病気になると当たり前の健康に対してありがたい、と感じます
何か災害が起こると当たり前の日常がありがたい、と感じます
身近な人が亡くなると当たり前に存在していた人がありがたかったと、感じます
このようにあらためて振り返ってみると
実は身の回りの人、身の回りの物、そして
自分自身当たり前の生活をしていることが
実はありがたいことなのだとわかります。
よく言われる「生きているだけで丸もうけ」の状態です
このようにして、当たり前のことに気づいて感謝ができるのです。
では、このような気づきができたら、次に実際どのように瞑想をしていくのか
感謝の瞑想のやり方を紹介しましょう。
感謝の瞑想のやり方
感謝の瞑想は私たちの周りの環境 人間、動物、植物、昆虫、空、海、空気、水、火、地球、太陽、先祖などに一つずつ「ありがとう」と言っていきます。
ステップ1:
まず、座って目を閉じて、ゆっくりを鼻呼吸をして心と体を落ち着けます
ステップ2:
心の中で
(誰かを思い浮かべて)「〇〇さん、いつもありがとう」
でもいいですし
「日を照らしたり、雨を降らしてくれる空、いつもありがとう」
でもいいです。
とにかく、すべての人やものに感謝を伝えていくのです。
ステップ3:
ひととおり終わったら、ゆっくり目を開けます。
そして、心に広がる感謝の気持ち、幸福感を味わいます。
感謝の瞑想のやり方は、心の中で言う文言が決まっているやり方(慈悲の瞑想)もありますが、
このやり方が言葉を覚える必要もなく、
また「〇〇いつもありがとう」というフレーズですと
実感も湧きやすいのでおすすめです。
この幸福感で人目が気になる自信がない気持ちを取り払いましょう。
心を乱すものを避ければ、人目を気にしない
人目を気にして
自信をなくさないようにするために
すべきこと三つ目は
「心を乱すものを避ける」ことです。
その心を乱す代表格が
SNSです。
まず、SNSを見るだけで情報が多すぎて
頭がごちゃごちゃになります。
このスマートフォンを覗き込むという行為だけでもかなり意識がとられます。
そして、SNSには暗いニュースや私たちの不安や恐怖を煽る情報で溢れています。
また、自分と比べて幸せそうな人の投稿写真を見て落ち込んだりしたりします。
これもある意味人の目を気にすることとつながります。
実はSNSは心を乱す情報でいっぱいであるのです。
SNSによって幸福度が下がるという調査結果もあります。
ですから、1日に見る時間をある程度決めて見るべきでしょう。
実際、振り返ってみるとSNSは、どうしても見なくてはいけないことは少ないものです。
そうして、情報過多な状態から離れてみて
SNSにかけていた時間を自分を充実させる時間に当ててみると
きっと「人の目」も気にならなくなってくるでしょう 。
他人は全くあなたを見てないことを知る
最後にあなたの立場ではなく、他人からの立場で「あなたをどう思っているのか」を想像してみましょう。
このときまず一番に言えることは
「他人はあなたのことを気にしていない」ということです。
逆の立場になるとわかります。
たとえば
「今朝出勤の途中、駅ですれ違った人のことを1人でも覚えてますか」
「昼休みに行ったコンビニエンスストアの店員さんを覚えていますか」
また、かつて1回は通りすがりに転んだ人を見たこともあるでしょう。
「その人が男だったか女だったか覚えているでしょうか」
これら全て「覚えていない」のではないでしょうか。
そうなのです。
なぜかというとあなたは全然他人のことを覚えていないからです。
他人も同様にあなたのことを気にしていない、このことを今一度再認識しましょう。
そして「私のことも気にしていないのだ」と言ってみましょう
人の目を気にしない方法 まとめ
・中今を生きれば人目は気にならない
・瞑想で中今を感じる
・幸福を感じれば自信を取り戻す
・感謝の瞑想をやってみる
・心を乱すものを避ける
・SNSの付き合い方をコントールする
・他人はあなたを見ていないことを知る
以上が「人目を気にしない方法」ですが、結局自分の意識を「人の目」に向けない方法であるといえます。
ですから「人の目を気にしてしてしまう」意識を自分でコントロールすることで、きっと現状から抜け出すことができます。
ぜひ、お試しください。