瞑想のやり方とその注意点 

瞑想をする際に注意すること

最近、だいぶ瞑想(めいそう)をする人が増えてきましたよね。
それもそのはず・・・
瞑想には本当に多くの効果があるのです。
ごく一部ですが
・集中力の向上
・ストレスの軽減
・不安の解消
・深い休息効果
・不眠の解消
・記憶力の向上
などです。

しかし、ちょっと気をつけなければならないのは「やり方」を間違えてはいけないこと。

違ったやり方をしても効果はでません。

ですから、ぜひ、やり方をしっかり学んで始めてみてください。

本当は、ちゃんと指導者に教わるのがおすすめです。
瞑想はシンプルがゆえにやっていても
「これでいいのかな?」とわかりづらいことがあります。

そんなときに指導者に質問してみたり、実際やり方を修正したりしてコツを掴んでいくものだからです。

ただ、そんな人が身近にいない場合にはこの記事を参考にしてやってみてくださいね。

まず、瞑想のやり方を解説する前に、注意点をいくつか解説したいと思います。

瞑想に入る前に環境を整える

静かな環境にする

これは必ず整えるようにしましょう。
ちゃんと静かな、そして瞑想を中断されることのないように周りの環境を整えてください。
・戸や窓を閉める
・誰も入ってこないようにする(家族やペットなど)
・時計の音が気になるようであれば、どかす
・スマホの電源はオフ(プッシュ通知なども気になります)
・外の車が通る音などが気になる場合には、耳栓をする
と、このくらいは気をつけましょう。
そのくらいしないと人は外からの刺激に意識がいってしまいます。

ですから、ヒリーリング音楽をかけるとか、瞑想の音声ガイドがずっとしゃべっている、のはおすすめできません。

これも外に意識がいってしまうからです。

時計で20分測る、タイマーをかけない

私がお伝えしている瞑想は20分間行います。
それにも理由があって、人はいつも日常生活を背負っていますからすぐに「はい!瞑想モード」とは切り替えられないのです。

ある程度、静かに心を落ち着け、瞑想に入っていく時間が必要です。
そのため20分間はかる必要があります。

そのとき、ついついタイマーを使いがちですが、これもおすすめできません。
なぜなら、静かに瞑想をしているとタイマーの音はとても驚きます。

せっかく心を静かにしていたのに、
「ピロローーーーーン」と鳴ったら、もう慌てて「ドキドキ」としてしまいます。

そこで、腕時計で測ってください。
最初は、時々目を開けて時間を確かめても構いません。
そのくらいで、すごい気が散るというこはあまりないでしょう。
最初は、時計が必要ですが、続けているうちに必ず20分わかるようになってきます。

ですから、腕時計で時間は測るようにしましょう。


座っておこなう

あとでやり方は詳しく説明しますが、座り方は自由です。
あぐらでもいいですし、壁に寄りかかって足を伸ばしても、また椅子に座ってもオーケー!

大事なことは、ラクに座るということです。

坐禅のように座り方は決まっていません。
とにかくラクに、ちょっとでも不都合があればラクな座り方に直してください。

無理をしないこと、がとても大事です。
 

寝てしまってもOK! 雑念が出てきてもOK! 

よく「瞑想中寝てしまう」
「瞑想中雑念が出てしまう」といわれることがあります。

それら全てOK!です。

「無」になろうとする必要はありません。
また、雑念などを無理に払いのけようとすると、ますます雑念が出てきてしまいます。

とにかく、眠気が出てきても、雑念が出てきても気にせず続けましょう。

リラックスして行う

瞑想をするときにはリラックスしている状態がベストです。
無理せず、自然体で、そしてがんばらないことが大切。

どうしても、日頃の気になることが出てきやすいですが、フーーーーっと息を鼻から吐いてリラックスして始めましょう。

リラーックス



瞑想のやり方 シンプル5ステップ


ステップ1 座る


コツ1 もし、床に座るのだったら座布団などを
2つ折りにして、お尻の下に敷くといい

コツ2 手のひらは上向き

コツ3 体を左右に揺すって、お尻の下のコリコリした骨、
坐骨(ザコツ)を床に突き刺すイメージ


ステップ2 まぶたを閉じる

コツ  ぎゅっと閉じずに、目を閉じたまま
下向き45度くらいを見ているイメージ

ステップ3 深呼吸をする

コツ1 ゆったりと深呼吸を10回くらい繰り返す
コツ2 鼻から吸って、鼻から吐く腹式呼吸
コツ3 深呼吸のリズムは 吸って3 吐いて6 くらいのカウントで

ステップ4 20分間そのままの状態で座り続ける


コツ 自然な呼吸で行う


ステップ5 5分くらい横になる


コツ ただゆったりと・・・

そして・・・
ゆっくり起き上がる

まずは、これだけです!

カンタンですよね。

最後に横になるのは、なくても構いません。

そのまま寝てしまうこともあるので、注意です!

瞑想の終わったあと・・・

瞑想が終わった後も丁寧に行わなければなりません。
 

急に動かない、目を開けない

いきなり、パチっと目を開けて動き出すのはやめましょう。
タイマーと同じで、瞑想でたいていの場合ボーッとしているので、急に起きるのは体にも心にもよくありません。

徐々に目覚めさせていくことが大事。

・何度がまばたきをする
・体を揺すったり、手足を少しずつ動かす

など何事もゆっくりと戻していくことがポイントです。

何度か深呼吸をする

徐々に目覚めさせていくためには、何度か深呼吸をしてみることがおすすめです。

そして、ゆっくり目を開けるのです。

ボーーーっとするけど、その後スッキリ!

瞑想直後はボーーーーーっとしているのが、普通なのですがその後、元気がやる気が出てくる、スッキリとしてきます。

これは特に瞑想を習慣として続けていると、かなりスッキリ感を感じられるようになってきます。

実際、最初に挙げた効果の多くが出てくるようになります。

ただ、逆にいうと効果を求めすぎるとその効果ばかり気になって、他の効果を見落としがちですし、


そもそも瞑想の本質は「効果を求める」ということではなく、自分自身の本質、本来の自分に近づくということですから、まぁ、そんなに気にせずに。

むしろ、何も期待せずにやった方がよいでしょう。

こんなふうに本当にシンプルな健康法なので、ぜひみなさんにやっていただきたいな、と思っています。

今では、私にとって瞑想はなくてはならないものになってしまいました。

日頃、仕事も日常生活も頑張っている、または日常疲れている人、ほんのちょっと非日常を味わって本来の自分に戻ってみませんか? 

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ABOUTこの記事をかいた人

日本一わかりやすい瞑想・コミュニケーションセミナー講師。小学生・大学生、社会人、外国人に約5000人以上、のべ1万時間の授業・セミナーを行ってきた。元早稲田大学非常勤講師。ビジネスパーソン向けのメンタルヘルス・ウェルビーイングのための瞑想セミナー、コミュニケーションセミナーを実施中。セミナー・講演・取材お問い合わせはサイトから