高梨沙羅選手が銅メダルを取れた一番の理由とは・・・

平昌オリンピック スキージャンプ  高梨沙羅選手 銅メダル
いやーーーーーーー。
おめでとうございまーーーーーーす!

高梨沙羅選手 銅メダル!!

なんか、もう、やっぱりすごーい努力が実る姿って本当に感動ですね!!
しかも、前回4位からの雪辱戦というのが、ますます心揺さぶられました。

 

華々しい結果であればあるほど、そのプロセスは辛く、地道だったはず。
それを成し遂げた、21歳の高梨沙羅選手に心から敬服です。

 

高梨沙羅選手がメダルを取れた一番の理由とは

試合翌日の高梨選手のインタビューを見て、すごく印象に残ったことがあります。

それは
「なぜ、こんなふうにメダル取れたんだと思いますか?」
という質問に
「最後には自分を信じて飛ぶことができた」
「自分を信じて試合に臨めた」
と繰り返し、
自分を信じて」って、お話しされていました。

ここ!ですね。
ポイントは!

自分を信じる」とはつまり「自信」ですよね。

何事も最後にはこのことに尽きると思うんです。

恐らくですが、オリンピックのメダル級の選手同士なんて、正直実力に大きな差はないと思います。

高梨選手自身ももしかしたら4年前だって金メダル候補だったんですから、

技術的に今とすごーい差があるかっていったら、どうでしょうか??

何より、本人自身が「前回と違うのは、今回は自分を信じることができたこと」っておっしゃっているくらいです。
「技術力です」とは言っていませんでした。

この最後の切り札「自分を信じること」という言葉で、高梨選手が瞑想をやっていたという記事を思い出しました。

技術・体力の向上に加えて、高梨が取り組んできたのが、メンタルの強化だ。五輪の本番は普段の試合ではなく、何があるか分からない。それだけに、高梨は「どんなハプニングにも対応できる心の広さ、臨機応変に対応できる器」が必要と考えている。

だが、高梨は練習以外でもジャンプのことを考え、心配事を抱え込む「もともとネガティブの塊」だという。そこで取り組んできたのが瞑想だ。目をつぶり、リラックスした姿勢で30分以上、その日のトレーニング内容や課題、私生活で感じたことなどを考える。

瞑想することで、嫌なことを言う「自分B」を、なだめ役の「C」「D」が「勝てなくても死ぬわけじゃない」と落ち着かせ、「A」が考えをまとめていく。様々な角度から客観的に自分を見つめることで、五輪で起こる想定外の出来事にも対応できるように準備しているのだ。
「ネガティブの塊」高梨沙羅がメンタル強化、1日30分の瞑想で「死ぬわけじゃない」:ライブドアニュースより

ここにもあるように、高梨選手は1日30分の瞑想をしていて、メンタルの強化トレーニングをしていたようですね。

実は、この瞑想って「自分を信じる」「自信」と強く結びついているんです。

で、私は今回のメダル獲得にものすごく合点がいきました。

瞑想の究極の目的「自分らしくあること」

瞑想の効果って、この高梨選手の記事にもあるように心を冷静に保つっていうことも、もちろんあります。

しかし、

私は瞑想の究極の目的は「自分らしくあること」だと思っています。

 

 

実は瞑想の起源は今から5000年も前のインダス文明と言われてます。

その頃から瞑想の目的は「純粋意識にアプローチし、その純粋性を高めていくこと」と信じられていました。

 

この純粋意識って何か、っていうとなかなか説明が難しいのですが
一般的な言葉としては「魂 たましい」と呼んでいる、そんな深い意識の部分だと考えられていました。

 

「魂」って、日本人の精神性の中に普通にあって、別にスピリチャルに興味なくても「魂」っていうと私たちってなんとなくわかるじゃないですか。

 

ひとり一人が持っていて、しかも「役者魂(やくしゃだましい)」とか言われるようにすごい人が共通に持っているものでもある。

 

また、「死んだら魂は天に返る」とか言われると、理屈ぽい人であっても日本人なら何となく納得してしまう。

それが「魂」であり純粋意識です。

これは生命力そのものって言ってもいいです。

だから、そのインダス文明では「瞑想すると生命力が高まる」って考えられていました。

 

 

それで、「自分らしさ」という話なんですが、その「魂」と言われる部分は「自分そのもの」「自分らしさ」そのものです。

 

「自分らしさ」って頭で考えて、それで意識して行動するものではない。
もう、自然と醸し出してしまうのが「自分らしさ」ですよね。

 

その「自分らしさ」の源(みなもと)を人は持っていて、純粋性を高めればどんどん本来の「自分らしさ」が強まっていくと。

 

その純粋性を高める一つの方法論が瞑想だと。
そんなふうに、瞑想の起源では考えられていました。

 

で、今回の高梨選手の話ですが、

1 瞑想をすると純粋性が高まり「自分らしさ」が発揮できるようになる

2 「自分らしさ」を発揮、発見できると、そんな自分を認めるようになる

3 自分を認めると「自分を信じられるようになる」

ものすごくシンプルにいうとこんな感じです。

こんな「自分を信じられる」状態で、正しいやり方で練習をし続けると、必ず結果がついてきます。

で、高梨選手の見事メダル獲得だったのでしょう。単純にいうと。

 

逆に「自分を信じられない」状態でどんなに練習しても、才能あってもメダルは無理です。

私はオリンピックに出たことないですが、そう言い切れます。

少なくともメダル級の選手で「自分を信じられない」「自分なんてダメだ」って状態の人はいないはず、それは容易に想像できますよね。

もちろん、「100%自分を信じていて」も練習しないで、コタツでみかん食べながら、オリンピックのテレビ見てるだけじゃダメです!笑

 

今回の高梨選手の「自分を信じて」と繰り返し言っていたことと、
瞑想はこんなふうにも結びついているのではないか、って思うんです。

アスリートと瞑想

そんな精神性の部分で瞑想は効果がありますが、一方実際アスリートたちの多くが瞑想を取り入れている理由があります。

・イチロー
・本田圭佑
・長谷部誠
・ジョコビッチ
などのそうそうたる選手たちはみんなやっています。

その効果は本当に色々あるんですが、高梨選手のインタビューにあるように俯瞰(ふかん)する力が、やはり一番じゃないでしょうか。

自分を遠くから、客観的に眺める力ですね。

一流アスリートはいつも恐怖や不安との戦いではないでしょうか。

だいたいスキージャンプなんて、あんなのやるだけで
「あんな高いところから、しかも、あんなスピードで!あなた人ですか!!」ってなもんです。

 

その上、ずーっと戦い続けるメンタル。
いつもいつも感情に振り回されていたら、とてもやり続けることができません。

 

それを冷静に自分を遠くから見続ける視点を持つこと。
それが俯瞰力、になります。

 

これがあるからこそ、状況を見ながら平常心を保ち、練習通りの実力を戦略通りに発揮できるわけです。

アスリートにはなくてはならない力ですね。

これも、瞑想でつけることができます。

これは脳科学的にも、瞑想をすると脳神経自体が感情に振り回されにくい、冷静さを増すような状態に変わっていくことが研究で出ているのです。

だからこそ、これだけ多くのアスリートたちがやっているのです。

 

ということで、今回の高梨選手と瞑想の関係からアスリートにとっての瞑想効果を考えてみました。

これまでのオリンピックの名場面をどの振り返ってみても、結局私たちに感動を与えてくれるのは、アスリートたちの運動能力以上に精神力ですよね。

 

「ああ、人ってすごいなー、素晴らしいな」って毎回感じます。
そして、
そんなアスリートたちの精神は色々なことを教えてくれます。

今回の高梨沙羅選手は「自分を信じる力」の可能性を教えてくれました。

 

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

日本一わかりやすい瞑想・コミュニケーションセミナー講師。小学生・大学生、社会人、外国人に約5000人以上、のべ1万時間の授業・セミナーを行ってきた。元早稲田大学非常勤講師。ビジネスパーソン向けのメンタルヘルス・ウェルビーイングのための瞑想セミナー、コミュニケーションセミナーを実施中。セミナー・講演・取材お問い合わせはサイトから