ブログのコミュニティで
「インスタで『顔ヨガ』っていうのをやっている人がいるので、瞑想でもできるんじゃないですか」って言われたのがきっかけです。
確かに、その「顔ヨガ」のインスタを見てみると、いろいろな表情をした顔が写っていて面白かった。
動画で見ても面白い。
一方
「瞑想」は、ただ目をつぶって動かないで座るだけ。
動画で見てもそれじゃオモロない・・・・
なんの変化もない・・・
「動画にしても、全然動かないし、つまらないよなー」ってことで、インスタで「瞑想」を表現するのはムヅカシそう。
・・・と、思った時に・・・
「そうだ!「瞑想やっている人」が動かないなら「瞑想やっている背景」を動かしたらいいんじゃないか!」ってひらめきました。
つまり、動画で背景をどんどん動かして、その中心で瞑想している人は動かない。
そんな映像です。
それはつまり、人がたくさんいて、騒がしい街の中や社会、つまり「市中」にいても
「山居」山の奥のすごーく静かな家にいるような
そんな心持ちのこと。
これは私たちの日常の中でも言えます。
周りの人や動き、たくさんの情報に振り回されず
落ち着き、冷静な気持ちで物事を捉え、判断する、
「何か一大事が起こっても悠々として「泰然自若」(たいぜんじじゃく)でありたい」
そんな態度を表すのが「市中の山居」だと。
これって、現代「瞑想」をする意味そのものだな、って感じたんです。
特に現代の私たちは、情報に溢れていて、いつもいつもあちこちに気が散っていますね。
それを一度リセットし、自分自身に戻すのが瞑想なんです。
それで、「『市中の山居』ってコンセプトで、東京の真ん中で瞑想をしてみたら面白そう!」
「これは世界初?」
「フツー、瞑想って静かな自然の中でやるけど、あえて大都会の人混みでやったら面白いかも」
「しかも解説なしの映像だから、言葉の壁を超えてグローバルにウケるかも、なんてたって観光都市TOKYOだし!」
「これでyoutubeで世界に配信されるかも!」
「もし、BBCとかにインタビューされたら英語で答えてやろう」
・・・って、妄想が膨らむ、膨らむ・・・
とにかく、私、こういうひらめきとかイメージはすぐわくんです。
「よし!瞑想アート動画作るぞ!」って盛り上がりました♪
今回はそれまでやってきた動画よりは、ちょっとこだわりがあるので、さすがに今までのような自撮りでは無理です。
かといって、もちろん予算もない。こんな遊びにかけるお金なんてありません!!
そこで、安く、しかし自分で撮影するより、ずっと上手くやってもらえる「タイムチケット 」を利用することにしました。
私はこれまでちょっとしたチラシデザインやアドバイスをもらったりするのに利用していました。
「動画撮影」で探していると・・・
いました!やってくれそうな人。
その中でも、プロのカメラマンじゃない。
でも、一眼レフとか持ってて、
こういう「遊び」っぽいことが好きそうな感じ、
そして、1時間4000円って破格だった、
(実は本業は料理人。元パテシエ)カメラ好きの方に撮影依頼をしてみました。
「私瞑想やってまして・・・・東京の真ん中で瞑想をしてみたら面白んじゃないかと・・・・かくかく、しかじか」
と問い合わせると
「OK!」とお返事が。
「イエス!!」
そうして、いよいよ「瞑想 × アート」の撮影開始です。
撮影は12月のとある日曜日、新宿御苑から始まりました。
パテシエ カメラマン(と呼ばせてもらいます)が「今ちょうど新宿御苑綺麗だし、いいんじゃないですか」とアイディアを出してくれたのです。
その時の写真。
メッチャいいー。
背景の新宿の高層ビルがかっこいい。
そして、解説用にとった動画。グローバルを意識して英語で・・・笑
しかし、結局これら新宿御苑の映像は全然使わなかった・・・
いろいろ考えて、練って編集したんですが「これはいらんなぁ」と。
まぁ、そういうことはよくあります。
というか、結局使ったのは撮影した映像全体の5%くらいのもの。
95%は使わなかったよん。
で、撮影は
紅葉が美しい新宿御苑(でも、この映像は使わなかった)から始まり・・・
↓
新宿の花園神社(この映像は使わなかった)
↓
新宿の歌舞伎町
↓
歩行者天国
↓
高層ビル街
映像には写っていないんですが、実は折りたたみの椅子を持って回りました。
雑踏で折りたたみの椅子に座って、カメラの前で目を瞑る私。
まぁ、みんな振り返って見て・・・たと思う。
目を瞑っていたからわかんなかったけど。。。
でも、面白かったのが・・・
どの場所でも、カメラ回している間、しばらく座ってるんですが、
そのうち周りの雑踏の音が遠くなって、ちょっと瞑想状態になってくること。
まさに
「市中の山居」の心持ちになるところです。
これは本当面白い体験だった。
そして、撮影ロケは無事終了。
編集もパテシエカメラマンに頼んでいたのですが・・・
結局自分でやることに・・・
まぁ、イメージ伝えるの難しいですよね。
自分でやった方が早いか。。って感じで。
早い、というわりには4ヶ月ほったらかしにしていましたが。
何度も、編集を重ね・・・
映像の95%くらいカットをして・・・
英語のナレーションも入れたり、取ったり・・・
BGMも最後の、最後で変更し・・・結局私が好きな坂本龍一の戦場のメリークリスマスのテーマ曲に・・・
ある年齢以上には懐かしいかと思います。
実はこれ、私が高校生の時にダンスに振り付けて踊ったことがあります。
そして、ナレーション原稿は英語(でも、映像には結局入れなかった)これもブログ仲間の友達に英文チェックしていただきました。
で、完成ーーーーーーー!!
私的には、まだ、斬新さや驚きが足りん!とかいろいろありますが・・・
まぁちょっとは、瞑想アソビゴコロみたいなものを感じてもらえると嬉しいです。
テーマは「市中の山居」
英語で”Peaceful in a city”です。
【コンセプト】
The theme of this movie is “Peaceful in a city”.
I like to meditate everyday.
This is to relieve my mind of the stress
that comes with living
in a busy and demanding environment.
The value of meditation is more easily admitted in a hectic community as opposed to a peaceful one.In fact,
modern society rapidly consumes online
information daily which makes our lives even more difficult to live and be ourselves.
Thus, meditation is an absolute necessity.
While going through my ‘’ancient meditation method’’,
I have come to realize that it is quite similar to a form of art.
Doing my ‘’ancient meditation’’ here, in metropolitan Tokyo,
describes what it means to have a peaceful mind in a city.
I truly hope that this movie shows you the value of mediation
in this day and age. Enjoy!
Music:Ryuichi.sakamoto Merry Christmas Mr. lawrence
日本語解説:
この映像のテーマは「市中の山居(しちゅうのさんきょ)」です。
(意味:街中の人混みの中でも、まるで一人で山の中の静かな住まいにいるような心持ち)
これは、せわしなくストレスが多い中でも「心を落ち着け、自分らしくあること」が
現代社会で瞑想をやる意味である、そんなことを「市中=大都会東京」「山居=瞑想」にたとえて表現しています。
事実、現代社会は日々インターネットから情報の洪水を浴び、変化のスピードが凄まじく、
私たちは心おだやかに、自分らしく生きることが難しくなっています。
そんな時代だからこそ、瞑想は必要とされていると思います。
ですから、この映像を見てその価値を感じてもらえると嬉しいです。
どうぞ、お楽しみください♪
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