私は「天職」とか
ほとんど考えたことがない。
しかし、
なぜか、「天職」に2回も出会ってきた。
1つ目は、小学校の教員。
これは本当に、私の人格の土台を作ってくれた経験だった。
子供たちを育てた、
というよりは
子供たちに育てられた、
というより
真実は
「子供たちと格闘している間に、私自身が大人にさせてもらった」
という感じ。
ほーんと、毎日大変だったけれど、でも毎日毎日違う日々で
目の前の人間が毎日毎日成長して面白かった。
そして、授業を組み立てるのはとてもクリエイティブな行為だ。
だから、興味は尽きなかったのです。
いろいろなことを創造するのが好きな私は
絵本を作ったり、お話作ったり、そのお話を演じてみたり
「なーんか、全部自分が小さい頃からやってることばっかりじゃない」
という感じでした。
そういう意味で「天職」だったのです。
そして、その「創造性」の枠を広げてくれたのが
2つの目の「天職」
法人向け研修会社での商品開発でした。
それまで、子供たちのために手作りの教材を作っていたのが
本格的に商品としての教材制作に変わったのです。
研修用のテキスト、DVD、その他映像やCD。
そして、もっと本格的に他の販売会社とのコラボで
いろいろな商品を制作した。
社長の書籍もいっぱい作った、そして累計60万部の
ベストセラーになったりもした。
これもやはり、「創造」することが好きな私には
とっても面白いことだった。
そして、研修会社では講師もやらせてもらったし、
営業もやらせてもらった。
教員のときより、様々な可能性と能力を
伸ばしてもらえる環境だったのだ。
まぁ、あれだけ自由にできる会社も
なかなかないだろう・・・
というわけで、本当に幸運なことに
私は偶然にも「天職」に2回も恵まれた。
2回とも、別に自分で天職を探していて
見つけたわけではない。
なんか本当に偶然に出会った仕事を
まぁ、一生懸命、夢中でやってきたら
自分にものすごく合っていた、という感じだ。
別に「天職は?」とか「自分合った仕事は何か?」
とか探す事もなく、
例えてみると
仲のいい友達とずっと付き合っていたら
「親友」になったという感じ。
「天職」とはそんなものかもしれない。
ただ目の前にある仕事を一生懸命すること。
最低、会社内ではその分野で1番になること、
そのくらい頑張ったら
「ああ、仕事って面白い、私にいろいろなものを与えてくれる。
そんな仕事に巡り合えてありがたい」
と仕事の神様に感謝できるくらいの
気持ちが湧(わ)いてくるだろう。
それが「天職」。
私はそう定義します。
私は、そして、12年間勤めたその研修会社を辞めて
独立し、自分の研修を始める。
そして、新しい「天職」につく・・・と思う。
3度目の「天職」の旅に出る。
そして、
きっと近い将来
仕事の神様に
「ありがとうございます。こんな仕事をさせてくれて」
と言うだろう。
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