瞑想の脳への効果【ポジティブになろうとして、よけいなれない人必見】

ポジティブであろうとすると、よけいなれない理由

思い通りに事が進まない時、体の調子が悪い時、人間関係がうまくいかない時ってしょっちゅうありますね。
そんな時には悩むのですが「ダメだ、もっと前向きになろう」と自分で自分を励ますのですが・・・・

 

 

「前向きになろう」と思えば思うほど、何だか暗くなったり、イライラしてしまうものです。

自分の心って難しいですよね。

 

実は、心ってポジティブであろうとすると、よけいなれない理由があるのです。
なぜ、そんなことになるのか?

 

 

 

また、そうならないための具体的な方法をご紹介します。

こんな人に向けて書いています。
✔︎ 些細なことでクヨクヨ悩んでしまう
✔︎ 前向きに考えよう、と思えば思うほどそれができない
✔︎ すぐに不安になってしまう
✔︎ いつも、先々のことが心配になってしまう

何ともやっかいな、努力逆転の法則

そもそも意識すればするほど、それができなくなるのには理由があるのです。

 

 

眠れない夜に「眠らなくちゃ、明日も仕事なんだから、早く眠らなくちゃ・・・」と思っている時、
みんなの前でプレゼンをするのに「緊張したらダメ。練習通りの話をしなくちゃ・・・リラックス、リラックス」と言い聞かせている時、

 

 

そう思えば、思うほど、願っていることとは反対の状況になっていく・・・

これは心理学では「努力逆転の法則」と言います。

「眠らなくちゃ」と何度も考えることで、脳は「眠れない自分を何回もイメージレーニングしている」んだそうです。
その時の意識の構造としては潜在意識に「自分は眠れない」という考えがどんどん溜まっていって、最後にはそれが現実になるという感じ。

 

 

まさにナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」ですね・・・・

思えば、思うほど現実はまさに正反対に行くっていうのは、何とも人の心はやっかいです。
あっ、人の心じゃなくて自分の心か・・・

 

 

それで、その対処としては「〇〇するべき」とか「○○しちゃダメ」とかではなく → 「〇〇できている自分」をイメージすること。

「早く眠らなくちゃ・・・」  → 「ぐっすり眠れている自分のイメージ」

「プレゼンで緊張しちゃダメ」 → 「堂々とプレゼンできている自分のイメージ」

これを潜在意識のトレーニングではアファメーションって言ったりします・・・・

 

 

 

でも・・・・・
これも難しくないですか? ポジティブなイメージをするにはまず、次々に出てくる心配、不安をなくしてじゃないとなかなかできませんね。

結構、日頃からのポジティブなイメージトレーニングが必要ですね。

そこで、脳そのものの構造を変えて「努力逆転の法則」すら起こりにくい状態にしてしまおう、というのが瞑想なんです。

瞑想の脳への驚くべき効果とは

脳の中のことで、「不安」や「イライラ」な状態とは前頭葉と扁桃体のバランスが取れていない状態です。

 

 

すごく簡単にいうと前頭葉が人の理性を司って、扁桃体は感情、本能を司っています。
つまり、不安やイライラなどのストレス状況は扁桃体「イライラ」を感じて、前頭葉が「イライラやめろー」「そんなことしても意味ないぞ」と言っている状況。

 

 

そして、ストレスの刺激が強すぎると扁桃体の「イライラ」を前頭葉が抑え込めなくなり、交感神経に作用して、今度は体が反応するんです。
動機とか過呼吸とか。。。あとは不眠、食欲がないとかですよね。。。

 

 

まぁ、頭ではわかっているけど、心がついていけない。
眠れないことにイライラしても仕方ないけど、イライラが止まらない、とかってことです。

これってポジティブであろうと思えば、思うほど反対にネガティブが止められないってことも言えると思います。
つまりこだわると、どんどん現実は離れていってしまうわけです。

 

全ては脳のしわざだったんですねぇ、、、、
困ったもんだ、私の脳。

 

 

そこで瞑想を行うと、先の交感神経を沈めるのはもちろん、前頭葉と扁桃体の関係をよくするという脳画像研究の結果が出ているんです。

 

 

通常は理性の前頭葉が感情、本能の扁桃体を上から抑えようとするんですが、瞑想ではそんな上下の関係ではなく、平等でバランスのとれた関係になっていくんだそうです。

【前頭葉と扁桃体のせめぎ合いの図】

 

確かに、理性が勝る冷静な人って、ちょっと冷たい人とも人間ぽくない人とも言えますもんね。
感情こそ、人間らしさとも言えます。

 

 

ちょうどいいバランスが取るのはとても大事ですね。
理性によってストレスを抑え込むのではなく、理性と感情がうまく調和する脳の状態を作ることを目指す、これができるのが瞑想です。

 

私の実感から言っても、実際には「何かストレス」がある → それを客観的に眺める ということができます。

 

 

ストレスがストレスになるのは、そのストレスの中にどっぷりハマり感情から抜け出すことができないからなんですね。
「ああ、イライラしているな私」
とか
「ああ、緊張しているな私」
とか、他人のイライラとか緊張している様子を眺める感じになってきます。

 

 

 

そうすると、ストレスはあるんだけどその中にどっぷり入っている状況にならずにすみます。
つまり、ストレスを減らすことができるし、落ち着いて冷静に行動できるってこと。

 

 

それは私も瞑想をやる以前に比べてすごく実感できています。

 

 

ぜひ、ポジティブに、そして状況を良くしようと意識すればするほど離れていってしまうのでそんなループにはまらないよう。
そして、ストレスの捉え方を変えられる瞑想をオススメします。
瞑想のやり方はこちらからご覧いただけます。

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ABOUTこの記事をかいた人

日本一わかりやすい瞑想・コミュニケーションセミナー講師。小学生・大学生、社会人、外国人に約5000人以上、のべ1万時間の授業・セミナーを行ってきた。元早稲田大学非常勤講師。ビジネスパーソン向けのメンタルヘルス・ウェルビーイングのための瞑想セミナー、コミュニケーションセミナーを実施中。セミナー・講演・取材お問い合わせはサイトから