高いところ(地上15m)の丸太を歩いた体験を思い出して書いてみた

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上原 千友

日本一わかりやすい自己啓発・瞑想インストラクター。これまで小学校の教員として、また、大学生、社会人、外国人に講師として約1000人以上、のべ1万時間の授業・セミナーを行ってきた。特にビジネスパーソン向けの「わかりやすい話し方」研修の経験を踏まえて、「日本一わかりやすい体験型自己啓発・瞑想セミナー」を実施中。 

体感ワークとは

私は「体感ワーク」という体験型のワークショップをやっているんですが

その「体感ワーク」の屋外の専門施設があります。

ここは、本当に「人生が変わるところ!」です。

(栃木県那須塩原にある株式会社マーベラスラボ
の施設)

さて、私ももちろんこの施設で「体感ワーク」を受講したので

その時の地上15メートルの丸太棒を歩いた時の

体験を思い出して、書いてみます!

まず、この丸太棒は「キャットウォーク」と言って

れっきとした、研修の教材です。

 

この研修の意図としては

命の危険を感じるような経験を通して、(実際は命綱をつけているので

決して危険はありません)そんなストレス状況、極限状態で

「自分は何を感じ」「どんな行動をとるのか」

体験をします。

そして、その感情を振り返ることで、

「自分を見つめ、向き合う」

ことができるのです。

そこがただのバンジージャンプとかスカイダイビングとかと

違うところです。

ただ、やるだけではないんです。

 

そのために、マインドセットと言って

「今自分はどんな課題、問題を抱えているのか」

そして「どんな自分になりたいのか」を考え、みんなでシェアします。

 

私はその時「独立、起業したいので、

その不安を乗り越えられるような心の準備」がしたかった

 

ただ、正直言って「高いところが大好き」なので、

そんな高いところを歩いてみる経験が楽しみで超ワクワク!

*↑私ではありません。

他にも色々なエレメント(アスレチック施設のような研修教材)があるのですが

この地上15メートルのところにある、丸太の「キャットウォーク」は

それらの中でもひときは目立ってそびえ立っていた・・・

 

だからは私はそのワークをやりたくて、やりたくて仕方なかったのです。

 

しかし、25人くらいいた人数の関係と

他にも色々ワークをする時間の関係で

代表者4名しかできないことになってしまいました。

私は「絶対にやりたい!!だって、これやりにわざわざ那須塩原に来たくらいなんだから!」

と闘志を燃やしていました。

メラメラ・・・

そして、2グループに分かれて代表者をジャンケンで決めることに・・・

「絶対、負けられない、試合だ!!」

ますます闘志を燃やす、私。。。

「最初はグー、ジャンケンポン!!!」

すると

なんと、なんと、12人もいたのに11人はパー、

 

そして

私は

チョキ!!!!

「勝った、勝った、勝った」

嬉しすぎて、ほとんど、全てが終わった気持ちで

いっぱいです!

 

「やはり、私は持っている。ここぞという時に持っている!」

運がいいと思うと同時に

「これだけ、気合い入れてたんだから当然でしょ」と

いう気持ちが混ざって、

いよいよ、ヘルメットをかぶり、命綱をつけ

ベルトをして、はしごと階段を登っていく私。

↑15メートルこんな感じで登ります。(私じゃありません)

もう、この時点で「なりたい自分」とか

研修の目的は忘れている・・・

「じゃんけんで一人勝った!これやりたかったんだもん!」

ワクワク・・・

地上15メートルなんで、上に登って行くだけで結構息が上がる。。。

「ハァー」

上の足をなんとか、かけられるだけの台にたどり着き

まさに一息つく・・・(下から見るとこんな感じ)

↑私ではありません。

そして、そこから見える光景は・・・・

「みんな、ちっちゃ〜」

当たり前だけど、15メートルの高さになると

かなり高い!!

でもね、「気持ちいい〜」なんかみんなを見下ろすこの感じ!

偉くなった、この気持ち。

そして、一気に視野が開けて林とか山の方までよく見渡せる。

また、このあたり木々がたくさんあって、自然が綺麗なんだ・・・

(写真なくて残念)

下にいる講師から

「今、そこではどういう気持ち?」と聞かれた。

私は「なんかー、景色が綺麗で気持ちがいいですー」と

余裕の返事。

「きっと、登頂するってこういう気持ちなんだろうなー」

私は山登りが嫌いだから、しないけど。。

また、下から

「ゆっくりで、自分のペースで始めていいからね」と声がかかった。

さぁ!といざ前を向いて、動く段階になると

まず、丸太の柱をつかんでいる手が離せない。

本当に離せないのだ・・・

「ヒェー、手が震えて離せない・・・」

何度か、ちょっと離してみて、ちょっと離してみて・・・って

初めて歩く赤ちゃんみたいに、トライしてみたんだけど・・・無理・・・

極限状態では、頭で考えているのと、体ってこんなにバラバラに

なっちゃうんだ・・・

「高いところ大好き!」「絶対やってみたい!」ってあんなに

張り切っていたのに・・・。

でも、体の方が本音だね。。。

その時、ふと現実のことが頭をよぎった。

「そうか!まったく同じところに立っていても、柱につかまって

下の景色を見ている時には、『気持ちいー』とか『綺麗な景色』とか

感じるけど、この柱から手を離すだけで、これだけ気持ちが違うんだな・・・」

ということは・・・

「独立、起業ってこんな気持ちかも・・・いる場所は変わらなくても

まるで柱から手を離した時の気持ちのように、恐怖が襲ってくる。

というか怖くて手が離せない・・・そんな気持ちなのかも・・・」

と感じた。

 

それで、何度か離しては、もう一度つかみ離してはもう一度つかみ

を繰り返して、なんとか「フッ」とどさくさに紛れて手を離した・・・と

今度は足が出ない・・・・

 

本当に膝から下が上がらない・・・始めの一歩が踏み出せない・・・

「私、あんなに高いところが得意だったのに・・」

これも、頭と体がバラバラな体験第2弾。

第1弾より、強烈な体験。

「足が・・・足が・・・進みたくても上がらない・・・」

ジリジリと時間が過ぎ、

全然足自体は問題ないのに、足が動かない、

ここまで強烈な体験はしたことがない。

どうしても膝から下が上げられないので、

仕方ない、すり足で10メートルくらいの長さの丸太棒を

歩くことにした。。これはまさに「キャットウォーク」

でも、これも進まないんだ。なかなか。

よくわかんないけど

多分10センチくらいしか進んでいないと思う。。

それで、下からみんなの声援が聞こえてくる、

「ゆっくりでいいよー」

「自分のペースでいいよー」って。

ところが!ここでも私の気持ちを振り返ると

「ゆっくりでいいよー」 → 「私、ゆっくり歩いているからそう言われるんだな」

「自分のペースでいいよー」→ 「焦っているようだから、そう言われるんだな」

声援がかかれば、かかるほど 「今の私の状態がそうじゃないから、○○でいいよー」って

言われる。そんなふうにひねくれて取っていた。正直、気持ちが焦った。

むしろ、固唾を飲んで見ている瞬間、とかの方が私とみんなとの息遣いが

重なって、励まされている気がしてありがたかった。

まぁ、そんなのも「自分の感じ方」の発見ですね。

そして、10センチずつ、10メートルをすり足で進むことができた。

達成したことよりも、やっているプロセスでこんな風に感じられたことが

よかった。

↑私じゃありません。

そして、終わった後に

「私にも怖いことはまだあるんだ」というのも新しい自己発見だった。

 

あと、この「体感ワーク」は人のを見るのも、「自己発見」になるんです。

例えば、私の次にやった人はさっさと歩けていた。

これは能力的にはいいことなんだけど、さっさと歩いてしまうと

そのプロゼスでの「体験」が少なくなる、つまり「自分の発見」も少なくなる

ということ。

これは仕事でもそうで、苦労したプロセスがあった方が「体験」でき、

学びも多い。結果は同じでも。

 

色々運よくさっさと進めるということは、案外「成長」という点では

得るものが少ないかも・・・とかね・・・

 

また、私はなかなか歩けなかった自分を「まだ、私にも怖いものあるんだー」って

捉えたけど、他の人は「こんなことを怖がって進めない自分ってダメだ、

普段もそうだ」って捉えていたらしい。

 

これもさ、他人の「体感」を聞くと違っていて、そして「その人自身」が出てて

面白いんだな。

 

こんなふうに、1年近く経った今も鮮明に覚えているんですよ

「体感」だから、忘れない。

しかも、極限状態で「体感」したことだからね。

私はあの経験を時々思い出しながら、そして、

「体験に勝る学びはない」と今実感しています。
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上原千友
瞑想インストラクター・人材育成トレーナー(体験型ワークショップやっています!)・早稲田大学非常勤講師
小学校の教員後、法人向け研修会社でコンテンツ開発、インストラクターをする。

上原千友のプロフィール

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