生命力の強い人が持っているものと、その高め方

生命力ってなんだ?

あらためて、「生命力」って何でしょうか?

それの意味は大きく、曖昧なのでここでは「肉体的側面」と「精神的側面」の両方から考えたいと思います。

 
それは
 
・何かをやり通す力
・落ちても這い上がる回復力(レジリエンス)
・元気であること
と関係ありそうです。
 
 
そして、それらの「生命力」を高めるためには、どのような方法があるのかをここでは具体的に紹介していきます。
 
 
ぜひ、あなたの生命力を高めるための参考にして
・イキイキと生活する
・健やかな心と体を作る
・ストレスから回復する力
を高めてみてください!
 
 
 
 

肉体的に生命力が強い人の特徴

まずは「肉体的」に生命力が強い人はどんな人か考えてみましょう。

「生命力強い人」って、転んでもタダじゃ起きないし実際、体力とかもすごい。

というと、一見マッチョなスポーツ選手とか思い浮かべますが・・・

果たしてそれだけでしょうか? 

私は以下のような条件があると考えます

1 病気や怪我からの回復が早い

生命力が高いと、肉体的にも病気や怪我から回復するのが早いでしょう。
 
そもそも病気などあまりしない、そんな人がやはり生命力が高いと言えるでしょう。
 
 
病気になりにくくするためには、体力をつけること、免疫力をつける事が欠かせません。
 
 
生命力が高い人は体力・免疫力ともに高く、病気や怪我から回復が早い。
 
 
そんなふうに考えられます。

2 疲れない

生命力が高く、いつも元気にタフな人とは「ああ、疲れた・・・」と頻繁に言ったり、しょっちゅうため息をついたりしないでしょう。
 
 
一方で、ハードワーカーで長時間働いても、ときには寝なくても大丈夫!という人がたまにいますが、人間はそれを長い間続けることができません。
 
 
それをやっているうちに必ず体や心が悲鳴をあげます。
 
 
ですから、疲れないためには、必ずしっかりと休息睡眠を取ることが重要です。
疲れる前にちゃんと休んでいる結果、疲れないのです。
 

3 表情が豊か

生命力が高い人は、生き生きとした表情が豊かな人といえるのではないでしょうか。
 
それはその逆を考えてみればわかると思います。
 
いつも感情を表に出さず無表情で反応が薄い人。こういった人は生命力が高いととは思えません。
 
 
感情を表情で表すこと、そのこと自体がまさにエネルギーがいることです。
 
 
生命力が高い人の代表は元気な子供です。子供はたいてい表情豊かです。
それはエネルギーを使って表情に表しているからでしょう。
 

4 集中力がある

生命力のエネルギーを感じる人は、夢中で何かに取り組んでいる人でしょう。

・集中して運動をしているアスリート

・真剣に何かを作っている職人

・何かに夢中になっている子供

などは、確かに集中している時は、いかにもエネルギーを注いでいる気がします。
それができるのは生命力が高いということでしょう。
 
以上のように本当に生命力が高いというのは、見かけよりも上記に挙げた条件の方が本質的な気がするのでマッチョはあえて除外しました。
 

精神的に生命力が強い人の特徴

次に「精神的」に生命力が強い人はどんな人か考えてみましょう。
ここでヒントになるのがレジリエンス(回復力)です。
 
精神的にいわゆる打たれ強い人、打たれても落ち込んでも回復していく力がある人、生命力が強いとはそんなイメージではないでしょうか。
 
そんな回復力を「レジリエンス」と言います。
 
これは近年調査研究されており、過酷な環境下 にいながらも、PTSDなど精神的に崩れることのなかった 人の特徴などから、レリジエンスの高い人の特徴が明らかにされています。
 
調査の中からいくつかピックアップしました。
 
参照論文:Adler, A. B., Williams, J., McGurk, D., Moss, A., & Bliese, P. D.(2015). Resilience training with soldiers during basic combat training: Randomisation by platoon. Applied Psychology: Health and Well-Being, 7, 85–107.
 
 

1 楽観主義でユーモアがある

楽観主義はストレス耐性のある人によくみられます。
ポジティブな感情はストレス対応できる機能が高まります。
ポジティブな人は「まっ、いいかー」と先に進んでいくのは想像できますね。
 
また、ユーモアの度合いによって即座核(そくざかく)の活動が活発になっているとの調査研究もあります。
即座核(そくざかく)はやる気スイッチともいわれる部分です。
 
確かにユーモアで笑ったり、人を笑わせたりするのは確かに前向きな気持ちにな理、レジリエンス(回復)には有効でしょう。
 

2 利他主義である

困難な問題に直面したとき、レジリエンスの高い人は、自動的に自分自身や他人のせいにせず、問題の原因を自分や他人のせいにしたりしない傾向があります。
 
 
そして、誰かに文句を言うよりも現実的にどうしたら困難を乗り越えられるかを判断していきます。

3 信仰心やスピリチュアリティを持っている

宗教とスピリチュアリティは、逆境を理解し、悲劇を理解できます。
つまり人智を越えたものを信じることで、それを支えとなり回復しやすいのでしょう。
 
最近の調査研究では、宗教とスピリチュアリティは、健康な人の身体的・感情的な幸福を保護する効果があり、医学的な病気に苦しんでいる人の対処を強化する可能性があると結論付けられています。
 
 

4 他人の社会的なサポートを受けられる環境を持つ

 
社会的孤立と社会的支援の低レベルはストレス、うつ病、心的外傷後ストレス障害、多くの医学的疾患における罹患率と死亡率の上昇と関連しています。
 
一方、社会的支援の高レベルは、さまざまなストレス要因の後に、良好な結果をもたらすことと関連しています。
つまりレジリエンスが高いといえます。 

5 使命感が強い

何かに使命感を感じている人はストレスから回復するためのレジリエンスが高かったです。
 
例えば、自分の子供が飲酒運転で怪我をした後、「飲酒運転に反対する母親たち」を設立した女性や、
「希望のマラソン」(毎年カナダ全土を走る)を設立した若い身体切断者などは、
その後がん研究のために3億ドル近くを集めています。
 
 
そうして、使命感を感じ行動することで困難が乗り越えやすいことがわかっています。
 
 

6 メンタルトレーニングを受けている

具体的なメンタルトレーニングがレジリエンスに影響を与えています。
 
例えば、認知行動療法をすることで認知を修正し、回復の方向へと導くことができます。
その他、瞑想、メンタルトレーニングによってレジリエンスが高まります。
 
 
おおよそ肉体的、精神的に生命力の強い人の特徴が理解できたと思います。
では、いよいよ具体的にそれらを身につけるための方法を紹介します。
 
 
 

生命力を高めるための具体的な方法

ではいよいよ具体的に生命力を高める方法を紹介していきます。

1 運動

 
肉体的にはもちろん、精神的にも先の生命力が高い人の条件を満たすためには、体を鍛える事はとても有効だと思います。
 
ジョギングや筋トレ、トライアスロンなど、いかにも筋力を鍛える運動もありますが、ウォーキングやストレッチなど激しくなくとも体を鍛えることは、生命力を鍛えることになるかと思います。
 
 
また、案外、日常の生活の中でも、体を使って家事を行う事は、この運動に匹敵するかと思います。
 
エネルギー消費量からすると運動ほどでは無いかもしれませんが、立って料理をする、かがんで掃除をする、手を持ち上げて、洗濯物を干すなど家事をするだけで体が使っています。
 
ですから、家事をしっかりすることで生命力を高めることにもつながると思います。

2 食事

 
生命力を高めるためには、食事の管理も欠かせません。
巷で言われている健康的な食品を食べるのも大切です。
しかし、大前提として生命力が高い人は、好き嫌いも少ない気がします。
 
なぜなら、食事の管理において、バランスよく様々な栄養素の食品を食べることがとても大事だからです。
 
それを考えると、好き嫌いが少ないというのは、食事管理の中で前提になるのではないでしょうか。
 
シンプルに好き嫌いが少なく、お腹がすいて食事をすると心からおいしいと感じられるこれが生命力を高めるための食事法だと思います。
 
 
逆に、健康食にこだわりすぎて、ストイックになりすぎ
たり、それがストレスになったりするのは、健康的ではないし、生命力が高まっているとも考えられないのです。
 
毎日お腹が空いて、美味しくご飯を食べる。これが生命力を高めるための食事だと思います。
 

3 睡眠

 
肉体的な条件のところでも書きましたが、生命力を高め、活発に活動するためには休息睡眠はとても重要です。
健康的に寝るというのが生命力を高めるになると思います。
 
前述したように、生命力が高い人と言うのは、子供が思い浮かびますが、寝る子は育つと言うように活発に動いた後、赤ちゃんや子供はころっと寝ます。
 
 
眠たくなったら食事中でもどこでも寝てしまうのは、赤ちゃんや子供の特徴です。
 
人間の本能といって良いでしょう。
 
ですから、大人の私たちは睡眠を大事に考え、1日7時間から8時間の睡眠は撮りたいものです。それでこそ生命力を高めたことになり、活発に活動活動できると思います

4 瞑想

私がオススメしたいのが「瞑想」です。

瞑想の効果としては
・新陳代謝を促す
ということや、
・アンチエイジング効果
などがあります。これは「元気」を促しています。

瞑想の効果詳しくはこちらから
↓ ↓ ↓ ↓

瞑想のやり方 超シンプル5ステップとその驚きの効果20選

さらに、瞑想の効果として、生命力を高めると言われ続けています。

「言われ続けている」というのは、そもそも瞑想が始まった、今から5千年前インダス文明の頃から「瞑想は『純粋意識』を高める方法である」と言われているからです。

その「純粋意識」とはまさに「人の生命力」のことです。
エネルギーの源(みなもと)
万物(ばんぶつ)の源とも言われています。

これは「インダス文明」の頃から伝わる「ヴェーダの教え」の中でもその頃からずーっと言い伝えられているのです。
「瞑想をすると生命力が高まる」と。
大昔の人間は、科学的な知識はなくても、感覚として、そして知恵として、瞑想が

・新陳代謝を促す
・アンチエイジング効果

など、「とにかく人の健康にとっていい!」とわかっていたのではないでしょうか。

だからこそ、こんなに昔から人はこの瞑想をずっと続けてきたのではないでしょうか。

私はそんなふうに想像します。

実際、「生命力が弱い」のが病気になっている人だとしたら、瞑想の効果の中で、瞑想をすると明らかに治癒力が上がったという、データもあります!

そういう意味でも瞑想は人の「生命力」を強くする、というのは言えそうです。

5 目標を持つ

最後に、これをすると、生命力が高まる、生き生き活動ができる元気になることをあげたいと思います。
 
それは明確な目標を持つことです。
 
明確な目標を持った人はそれに向かってシブトク行動し続けます。
 
たとえ途中失敗があったとしてもくじけたりしません。
また夢中になって集中します。
 
つまり、強い明確な目標を持つことで結果生命力が高い人になれるのです。
 
例えば、金メダルを目指しているアスリートなどが良い例です。
彼らは普通の私たちが考えられないような努力をしています。
途中スランプやストレスがあっても挫けません。
目標の結果が出すシェルまで行行と諦めずに向上し続けます。
 
つまりこれが生命力が高い人ではないでしょうか。
 
彼らを支えているものは明確な目標です。
目標を持つことで自分のエネルギーを出し続け、生命力が高い人だと思います。
 

まとめ

・生命力は肉体的側面と精神的側面の両方がある

・肉体的に生命力が高い人の特徴は以下のようなことが考えられる

1 病気や怪我からの回復が早い

2 疲れない

3 表情が豊か

4 集中力がある 

・精神的に生命力が高い人の特徴は以下のようなことが考えられる
 
 
1 楽観主義でユーモアがある
 
2 利他主義である
 
3 信仰心やスピリチュアリティを持っている
 
4 他人の社会的支援を受けられる環境を持つ
 
5 使命感が強い
 
6 メンタルトレーニングを受けている
 
・生命力を高める具体的な方法
1 運動
2 食事
3 睡眠
4 瞑想
5 目標を持つ
 
 
以上が生命力が高い人の特徴とその高め方についてでした。
 
これであなたの生命力を高める参考にしていただければ幸いです。
 

この内容を動画でもご覧頂けます。

 
 

初心者さん向け
無料電子書籍プレゼント

瞑想の絶大な効果とそのやり方のコツをわかりやすく解説。電子書籍を無料プレゼントします。

社員教育ご担当者向け:お問合せ
瞑想セミナー

これまで5000人に教育・人材育成をした講師が社員向けメンタルヘルス・ウェルビーイングに役立つ瞑想の効果・やり方を解説します

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

日本一わかりやすい瞑想・コミュニケーションセミナー講師。小学生・大学生、社会人、外国人に約5000人以上、のべ1万時間の授業・セミナーを行ってきた。元早稲田大学非常勤講師。ビジネスパーソン向けのメンタルヘルス・ウェルビーイングのための瞑想セミナー、コミュニケーションセミナーを実施中。セミナー・講演・取材お問い合わせはサイトから